「分別頑張ったんやけど、燃やすしかないごみ」
徳島市が「燃やせるごみ」の名称を、このように変更しました。
市民の分別意識などを高める狙いがあるそうですが、SNS上で「やるな徳島市」「最高に好き」と大きな反響を呼んでいます。
名称変更の目的は？
徳島市環境政策課によると、名称の変更は5月15日付。
目的はごみの軽減と、資源の再利用です。
市では以前から、「燃やせるごみ」の中に、本来は分別しなければならない「雑誌・雑紙」（週刊誌や本など）や「段ボール類」、「「紙パック」（牛乳パックやジュースのパックなど）などが混ざっていることがありました。
また、2021年度の「燃やせるごみ」のうち、内訳で最も多かったのが「紙類」（37％）で、一部はリサイクルが可能ですが、そのまま「燃やせるごみ」として捨てる人が多く、リサイクルが進んでいない現状があるといいます。
そこで、分別とリサイクルに引き続き取り組んでもらいつつ、もう少しだけ意識を向けてもらおうと、名称の変更に踏み切りました。
名称の変更は複数の案がありましたが、この問題について身近に感じてほしいという思いから、「頑張ったんやけど」という方言を入れたこの名称に決まりました。
Twitterでは大きな反響
名称変更について、徳島市が5月15日にTwitterで発信したところ、大きな反響がありました。
16日午後2時現在、1082万インプレッション、4.8万いいね、1.4万リツイートと大きく拡散しています。
リプライ欄には「んー。ささる！」や「え、好き」、「紙のリサイクル率上がるといいですね！」といった声がありました。
また、「うちの市でも採用して欲しい(いつも分別頑張ってるもん)」と、「分別頑張ったんやけど」に共感している人もいました。
市の担当者は「市がすでに発行した『家庭ごみ収集日程表』などで『燃やせるごみ』と記載があるものについては、『分別頑張ったんやけど、燃やすしかないごみ』と、ぜひ読み替えてください」と話していました。
なお、統計資料などは、引き続き「燃やせるごみ」と表記するそうです。