30代になったらしてはいけない? お嬢さん、ちょっと私の意見を聞きなさい

私と同じ40代、そして20代の皆さんへのメッセージ。

私は今40代。インターネットで私に意見する10代の若者たちにうんざりしている。

ある日、ネットでまた「30代になった女性がしてはいけないこと」リストを見つけた。そのうちの一つとして、こう書かれていた。「30代になったら大きなフープピアスをしてはいけない」。

私はモニターに向かって、思いっきり二指の敬礼をしてやった。

「30代はフープピアスを付けるにはオバサン過ぎる」なんて考えには、本当にうんざりする。私はこれまでずっとフープピアスを愛用してきたし、ついさっき、肩まである大きなシルバーのフープピアスを買ったばかりだ。私の内側には自由な精神が宿っている。そしてその自由な精神は、ジプシーになったり、フープピアスやバングルをつけたりする。

それなのに、自分はもう大人だと思っているお嬢さんたちは、「私はオバサン過ぎるからフープピアスをしてはいけない」と意見してくる。  

そういう意見は、本当に勘弁してほしい。

私は「いい年」だ。だから、自分の行動や服装が、社会的に受け入れられるかどうかなんて気にするのはもう止めてしまった。私が初めてタトゥーを入れたのは40歳の時だ。2016年は髪をグリーンに染めてみた。これがまた、最高にイケてる。お気に入りの靴はドクターマーチンのブーツだ。「ドクターマーチンのブーツなんて、よくそんなダサいの履いてるね」と、私が履き続けている下着より若いお嬢さんたちは思うかもしれないけれど。

30代になった女性が本当にしてはいけないことは何か、知っているだろうか? 30代になった女性は、他の女性に対して「これはしていい、これはしてはいけない」と意見してはいけない。他の女性に押し付けられた、どうでもいい意見を受け入れてはいけない。社会の基準を満たすために、本当の自分を押し殺してはいけない。「してはいけない」という周りの意見に耳を貸す必要は無いのだ。また、自分よりも人生経験のない人を追い詰めてはいけない。  

30代になった女性が本当にしてはいけないことは何か、知っているだろうか? 30代になった女性は、他の女性に対して「これはしていい、これはしてはいけない」と意見してはいけない。

30歳を過ぎたらフープピアスをしてはいけない、というお嬢さんたちの圧力に屈していたら、どうして自分の娘たちに、「大きくなったらなんでも自分のやりたいことができる」と言えるんだろう?

申し訳ないけど、私はそんな考え方は嫌だ。30歳を超えた女性が、どんな服装をすべきか、どう振舞うべきか、どんな生き方をするかという基準を、押し付けられたくはない。30歳になる前も、そしてなった後だって、私は周りに合わせようと思ったことは無い。

お嬢さんがた、私に意見しようなんて、100年早い。あなたたちが今の私くらいの年になったら、その時はじめて自分のルールを作るといい。それまで私は、古いコンバースのスニーカーに合う、好きな丈のスカートを履いている。

ところで、私のグリーンの髪を一番褒めてくれたのは誰だと思う?

それは、30歳より若い女性たち。

まあ彼女たちは、こんなスニーカーは履かないだろうけど。

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

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