動画投稿アプリ「TikTok」が、13歳未満の子どもの個人情報を違法に収集していたとして、アメリカ連邦取引委員会(FTC)が6億円を超える罰金を科した。
■子どもの写真や電話番号入力させる
「TikTok」は数十秒から1分程度の短い動画を音楽に載せるなどして投稿できるソーシャルアプリ。中国企業の「バイトダンス」が開発した。
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2017年には日本でもリリースされ、民間企業が認定した「2018年でもっとも勢いのあったアプリ」で1位に選ばれるなど、若年層を中心に人気がある。
連邦取引委員会はTiktokについて、アメリカで「Musical.ly」という名称でサービスを提供した際に、子どもの個人情報を違法に収集していたと指摘している。
アメリカの法律では13歳未満の個人情報を収集する際には保護者の同意が必要だとしている。
しかし、中国メディア「網易科技」によると、TikTokは同意を得ずに子どもたちの名前や写真、それに電話番号などをアプリに入力させていたという。
そのため連邦取引委員会はTiktokに対し、570万ドル(約6億2700万円)の罰金を科したと発表。TikTok側との和解条項の1つとされていて、支払いに応じたとみられる。
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ワシントンポストによると、連邦取引委員会のジョー・シモンズ委員長はこの処分に対して「子供が親の同意を得ずに個人情報を入力していたことが明らかになった。子どもを対象にする全てのオンラインサービスへの警鐘になるだろう」と話している。
「界面」によると、TikTok側は「現在は子供には個人情報を入力させていない」としている。