さて、今年で3歳になり、大人顔負けの口達者ぶりも見せるようになってきたわが娘であるが、その食卓事情はわたしたち大人のそれとは一線を画している。
彼女には彼女なりの流儀があり、そして情熱がある。
「質よりも量」などと言ってぶくぶくと太っていくわたしなどとは違い、食へのこだわりがひしひしと感じられるのだ。
本日はそんなわが娘の食卓事情についてご報告したいと思うので、いつものように暇で暇でしょうがないという方だけぜひ読んでいただきたい。
3歳児の食卓事情その1/◯◯が大好き
毎日食事の用意をするわたしにとって、献立を考えることが面倒に感じることが多々ある。
そんなときは娘に何が食べたいか問うてみるのだが、彼女の "あるもの" に対する情熱が非常に強く、少し困ったことになっている。
次の日も、
また次の日も
これじゃあ献立が決まらないのである。
3歳児の食卓事情その2/自分で選びたい
ふりかけごはんを愛してやまない娘にとって、ふりかけの味を選ぶという行為すら彼女にとっては一種のエンターテイメントであり、食事前の大事なイベントなのである。
まるで思春期の女の子がデートに着ていく服を選ぶように、彼女は頬をさくら色に染め(ているかどうかは知らないが)、とてもうきうきした様子で色とりどりのふりかけを手に取るのだ。
3歳児の食卓事情その3/自分で開けたい
娘の食事の流儀として、「少々難しいことでも挑戦してみる」というのがある。
たとえばふりかけの袋を開けるときでも、「やってあげようか?」というわたしの申し出を断り、"自分でやる" ということをとても大切にしているのだ。
床に新聞紙を敷くのが常である。
3歳児の食卓事情その4/"だけ" 食べる
これだけふりかけに情熱を燃やす娘であるから、その食べ方についても並々ならぬこだわりがあるのである。
食べやすくなるようにとわたしがふりかけごはんを混ぜようとすると、「混ぜなくていいの」と拒否してくるのだ。
ではお好きにどうぞと自由にさせると、
まあこうなる。
3歳児の食卓事情その5/母への気遣いが素晴らしい
そんなこだわりの強さを見せる娘であるが、気分がのっているときはちゃんと完食もするし(主にデザート目当て)、食事を提供するわたしへの気遣いも素晴らしいのである。
わたしの作ったものを食べて、「ママのおりょーり、とーってもおいしい♡」などと言ってくれるのだ!
そう言われると本当に作って良かったと思える。こいつはかなりのスイートエンジェル。
3歳児の食卓事情その6/だけどやっぱり
このように他者への優しさを遺憾なく発揮する娘であるが、同時にとても正直な心も持ち合わせているため、母としては非常に複雑な気持ちになることもある。
ですよね。
補足
しらすといくらもアホみたいに食べます。
おしまい。
このお話しの序章はこちら。
ツイッターもやってるよ。
(2015年7月31日「はなこのブログ。」より転載)