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「転職多い」は必ずしも不利じゃない 企業が見るのはここだ!

武器になるのは「○○ではない」スキル

ミドルの転職 編集長の岡田です。

転職回数が多いと、中途採用で不利になる。よく言われるこの言葉、気にされている方も多いと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか。

企業に求職者を紹介する転職コンサルタントによれば、「転職回数3回目」から求職者の経歴を気にする企業が多いとのこと。とはいえ、同調査において転職を成功させているミドルの半数は「転職3回以上」という回答もあり、転職回数が多いことと採用が不利になることは必ずしもイコールではないようです。そこで今回は、転職回数の多いミドル人材を企業が選考する際に、評価するポイントを確認します。

転職コンサルタントに、転職回数の多い求職者に対して、企業がどのような点を評価するのか聞いてみました。

Q: ミドル人材で転職回数が多い求職者を選考する際、採用企業はどのような点を評価しますか?

転職回数の多いミドルを、企業が評価するポイントは「高い専門スキル」72%。2位が「転職理由」44%、3位は「キャリアの一貫性」40%となりました。長い経験から培われた「高い専門スキル」さえ確認できれば、転職回数は不問という企業は多いようです。付け焼き刃ではないミドルのスキルは、何事にも代えがたい武器になると言って良いでしょう。

2位の「転職理由」、3位の「キャリアの一貫性」に関しては、マイナスな転職理由ではなく、キャリアアップなどポジティブな理由で転職をしているかという点が企業から確認されています。自社に入社して、すぐに転職されてしまうことは企業にとっては一番避けたい事態。面接では必ず聞かれる質問となりますので、誰が聞いても納得する転職理由や、キャリアの説明ができるよう準備を行ないましょう。

それでも、転職回数が多くて不安になるというミドルの方々に、転職コンサルタントからのアドバイスをご紹介します。

キャリアの一貫性があること、そして今までの会社人生について説明がつくことが大切だと思います。自分自身が何者かを自分の言葉で説明して、その時どんなことを考えていたのか、どういう行動をとったのか分かり易く相手に伝えることが肝要だと思います。

キャリアの棚卸を徹底的に行い、所属企業は違えど、築き上げてきた「自分だけ」のキャリアや実績に一貫性をもたせて整理すること。同様に退職理由も整理しておく。そして今後のキャリアビジョンを明確にしておけば道は開けます。

転職理由がどうであれ、ポジティブに理由を話す事。転職理由にフォーカスを当ててしまって面接時間を失わないようにする事。

転職(退社)の理由の一貫性がしっかり筋が通っていること。大手を経験されている方については、謙虚な姿勢で選考に臨むことが大事だと思います。あと、給与も大事ですが、給与以外で、応募する会社に、自分にとっての魅力な部分があるかどうかを意識していただきたい。※金額で決めた方は、やはり金額面が理由で離職傾向にある為。

もし、在籍している企業で長く働きたかったのに転職回数が多くなってしまった場合、理由を正確に分析することをまずはしてみて下さい。その理由に対して甘さを出してしまうと過去と同じ失敗を繰り返してしまう可能性が非常に高いです。自分と素直に向き合い、より良いキャリアが築けるよう一緒に頑張って参りましょう!

酸いも甘いも噛み分けた転職のプロのアドバイス、ぜひ参考にしてください。

それでは。

[今回のレポートに使用した調査結果の詳細はこちら]

アンケート実施期間 : 2017年5月9日 ~ 2017年5月19日 / 有効回答数 : 127名

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