アメリカのニューヨークで開幕した2016シーズン最後のグランドスラム「全米オープンテニス」(WOWOWでは最終日まで連日生中継)。大会第2日には日本のエース・錦織圭が登場する。
日本中を熱狂の渦に巻き込んだオリンピックでは、メダル獲得という目標を見事に達成した錦織圭。一昨年に準優勝した全米オープンが、錦織にとって特別な思い入れのある大会であることは言うまでもないが、自他ともに大きな期待を持って臨んだ昨年は1回戦敗退。今年は、オリンピックからのいい流れを継続して、"第二の故郷"であるアメリカで本来の実力を発揮してほしいところだ。今大会は第6シードで臨む錦織にWOWOWが現地にて独占インタビューを行った。
――オリンピックでは日本勢96年ぶりのメダルでしたが、日の丸を背負って戦ったオリンピックを振り返っていかがでしたか?
錦織「すごく有意義な時間でした。オリンピックという大きな舞台でメダルも獲ることができましたし、同時にいいテニスもすることができて本当にいろんなことを経験できたオリンピックでした。」
――プレッシャーはいかがでしたか?
錦織「プレッシャーはもちろんありましたが、いい意味で力にしてプレーすることができました。あの場にいられる幸せというとか、嬉しさのほうがより大きかったので、そこまでプレッシャーに押しつぶされるようなことはなかったです。」
――表彰台に上ったときはどんな思いがこみ上げてきましたか?
錦織「嬉しい気持ちもありましたし、隣にいる(アンディ・)マレーだったり(フアン マルティン・)デル ポトロだったりを見ていると悔しい気持ちが沸き上がってきましたし、いろんな思いが廻った表彰台でした。」
――銅メダルの重みはいかがでしたか?
錦織「思っていたより重かったです。メダルをする機会があまりないのでいい経験でしたし、いろんな思いが備わっているメダルだったのでとても嬉しかったですね。」
――現在のコンディションはいかがですか?
錦織「問題ないです。体も回復してきましたし、シンシナティが終わってかなり疲れもあったのでしっかり休んでトレーニングも再開したのでしっかり準備はできていると思います。」
――全米オープンへの意気込みをお願いします。
錦織「大事なこの全米オープンでいいテニスをして上までいきたいですし、この大きな舞台で活躍することが今年の目標でもあるので、なるべくいいところまで行きたいと思います。」
――オリンピックの経験をどう活かしたいですか?
錦織「オリンピックではベスト4までいけてすごく自信もつきましたし、その自信をもって今週もしっかりプレーしたいです。」
なお、錦織は8/30(火)に行われる男子シングルス1回戦でドイツのベンジャミン・ベッカーと対戦する。詳しくはWOWOW TENNIS ONLINE(wowow.co.jp/tennis)へ!