16時間でサービスを一時停止、話題のアプリ「CASH」を手がけるバンク・光本勇介氏がTC Tokyo2017に登壇

16時間でサービスを一時停止、話題のアプリ「CASH」を手がけるバンク・光本勇介氏がTC Tokyo2017に登壇

バンク代表取締役CEOの光本勇介氏

11月16日から17日にかけて東京・渋谷で開催するテックイベント「TechCrunch Tokyo 2017」。これまでにSlackQuoraTrello、Google(Google Home)、ソラコムなどの登壇を発表してきたが、新たに買取アプリ「CASH」を提供するバンク代表取締役兼CEOの光本勇介氏の登壇が決定したのでお知らせしたい。

6月にサービスをローンチするや否やネット上で話題を大きな集め、「想像を遥かに超えたサービス利用があった」(同社)としてわずか16時間でサービスを一時停止するにまで至ったCASH。"目の前のアイテムを瞬間的にキャッシュに変えられるアプリ"とうたっているとおりで、アプリをダウンロードしてSMS認証を行えば、あとはアプリで現金化したいアイテムのブランドや商品カテゴリを選択。写真を撮影すれば、すぐに査定額が表示される。査定額はいったんアプリにチャージされ、銀行やコンビニを通じて出金ができる。撮影したアイテムは宅配業者が集荷に来るので、2週間以内に同社に送ればいい。なおサービス開始当初は、現金でキャッシュを返すという機能も用意しており物議を醸したが、再開後はこの機能を削除している。

ちなみにサービス一時停止までの16時間でのアプリダウンロードは約3万件、キャッシュ化されたアイテムの総額は3億6000万円(キャンセルなどを含めた数字だという)に上った。その結果バンクのオフィスはユーザーから送られてきた段ボール箱で埋め尽くされたという。

そんな話題のサービスを提供するバンクは2017年2月の設立。代表の光本氏は2008年にブラケットを創業し、売却した実績のあるシリアルアントレプレナーだ。

ブラケットは当初カーシェアリングサービスや靴のオーダーメイドサービスなどを展開したのち、2012年にはオンラインストア作成サービス「STORES.jp」をローンチした。STORES.jpを軸にして成長した同社は、2013年にスタートトゥデイに買収されるが、2016年にはスタートトゥデイに対してMBOを実施。再び独立することを選んだ。MBOと同時に光本氏はブラケットの取締役会長に就任。新たな事業を興すべくバンクを創業した。

TechCrunch Tokyoでは光本氏にはこれまでの起業家としてのストーリーに加えて、読者のみんなが気になっているCASHの現状やこれからのビジネスについて聞いてみたいと思っている。

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