歌手のテイラー・スウィフトが6月1日、LGBTQの人たちへの差別を禁止する「Equality Act」(平等法)案への支持を求めて、共和党の上院議員に書簡を送ったことをTwitterで明らかにした。
平等法案は、雇用や住宅、教育などその他あらゆる分野で、LGBTQの人たちの権利を保護することを明示。人種や性別、宗教などと同様に、性的指向や性自認を理由とした差別を禁止する内容だ。5月中旬に下院で可決し、その際は民主党議員だけでなく、8人の共和党議員も賛成に回った。
上院での法案審議を前に、テイラーは自身が住むテネシー州選出の上院議員に書簡で呼びかけた。
テイラーはTwitterに投稿した声明で、「プライド・マンス(プライド月間)を始めるにあたって、平等法が可決されるべきだと私がどれだけ強く願っているかを伝えるため、私の州の上院議員に書簡を送ることにしました」と経緯を説明。
#lettertomysenator(あなたの州の上院議員に手紙を)というハッシュタグも添え、「あなたも自分も州の議員に書簡を送って見て」と参加を求めた。
テイラーはまた、署名サイト「change.org」で、平等法を支援を求める署名も立ち上げており、6月2日午後5時点で、7万9000人以上の署名が集まっている。
「この国の法律が全ての市民を平等に扱うよう、国全体規模で求めることで、私たちのプライドを示しましょう」と呼びかけている。
議員に送付した書簡もツイートで公開。
その中で、60%以上のテネシー州民がこの法案を支持しているという調査結果や、政党を超えた大多数のアメリカ国民が、LGBTQの人たちへの差別からの保護に賛同しているとして、「平等法に反対票を投じることは、大多数のテネシー州民とアメリカ国民の願いに反することになります」と説明。
次のように懇願している。
「平等法を支援する票を投じて、LGBTQに対する残酷で不当な差別を禁止することで、良い方向へ変えることができる人たちがいます。そのことを、どうかどうか考えてください」