映画監督のビートたけしさんは4月11日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための自粛要請を政府が出したことについて、「人任せでダメだよ」などと不満を吐露した。
自身がレギュラーを務めるTBS系「新・情報7DAYSニュースキャスター」で語った。
■自粛“要請”に...
安倍首相は4月11日、ナイトクラブやキャバレー、それに接待を伴う飲食店などについて、全国で利用を自粛するよう呼びかけたほか、緊急事態宣言が出されている7都府県では、職場での出勤者を最低7割減らすよう要請する方針を明らかにした。
番組冒頭でこのニュースが紹介されると、ビートたけしさんは国会議員の待遇に言及。「議員がこんなに多いんだから半分返せよ、金。国会議員が半分自主的に返すとか、全部ハイヤーがついて、運転手ついて、秘書がついて、自分たちは安全だもの」と不満を漏らした。
また、政府の自粛要請についても「完全に強制的に“店をやめる”とかならいいけどね。“自粛してください”とか、自粛しなかったら捕まえるあれ(法令)も、何もないんでしょ。それで自分たちの給料そのまま取っているんだもん。もっと自分たちで率先してこうしますこうしますってやっていけばリードできるのに、なんだか人任せでダメだよ」とコメントした。
そのうえで「出入りやめて欲しいというよりも、なぜ“やっちゃダメだ”と言えないかね。保障があるからかね」とチクリ。経済対策については、国民全員に30万円を給付したうえで、「青色申告の時に金持っているやつは取り返せばいいじゃない」と持論を展開した。
ビートたけしさんはさらに、「日銀がお金刷るだけだろこれ。銀行に国債発行するだけだ」と主張すると、安住紳一郎アナウンサーも「日本は自分の通貨自分の国で刷っているから。なんのことはないんですけど」と同調した。
Twitterではこのやり取りの動画が拡散されていて、「よく言ってくれた」「政治家はため息しか出ない」などのコメントが寄せられている。