膵臓(すいぞう)の腫瘍を切除する手術を受け入院していた沖縄県の翁長雄志知事(67)が5月15日、県内の病院を退院し、記者会見を行った。翁長氏によると、ステージ2の膵臓がんとの診断を受けたという。朝日新聞デジタルなどが報じた。
時事ドットコムによると、4月に人間ドックを受診した際に再検査を指示され、膵臓に2〜3センチの腫瘍が見つかったという。
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退院時に報道陣の前に現れた際には、笑顔も見せたという。
約1カ月となる会見では、病状を説明。膵臓近くのリンパ節にも腫瘍が見つかったため、切除したことも発表した。今後は再発や転移を抑える治療を続けながら、12月まで任期を全うすることに意欲を示した。
秋に実施される予定の知事選に出馬するかどうかは、「体力の回復がまだではあるが、ここ数日ぐんと元気になってきたので、公務をしっかりこなしていくのが今の私の眼目だ」と述べるに留めた。