国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展『表現の不自由展・その後』が再開されることを受けて、愛知・名古屋市の河村たかし市長が10月8日、会場の愛知芸術文化センター前で座り込みをし、抗議の意を表明した。
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河村たかし市長の主張は
河村氏は、「表現の不自由展」で展示されている昭和天皇をモチーフにした作品や平和の少女像に対して、「どう考えても日本人の心を踏みにじるものだ」などと発言。8月2日に同展の視察に訪れ、展示撤回を求めていた。
10月7日のハフポスト日本版のインタビューでも、「再開なんていかんね。決まっとるがね、こんなもん」「こんな日本人の普通の人の気持ちをハイジャックして。暴力ですよ」などと主張。大村知事には電話で改めて、再開しないよう求めていた。
「あいちトリエンナーレ2019」をめぐっては、文化庁が「愛知県側の手続きの不備」を理由に、採択を決めていた補助金全額(約7830万円)不交付を決定。同芸術祭実行委員会やアーティスト、関係者らが抗議を続けている。
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