1月26日夜、さいたま市内のJR高崎線の宮原駅付近の線路内に乗用車が進入した。この影響で高崎線は午後9時35分ごろから、上野〜籠原駅間の上下線で運転を見合わせた。
さいたま市消防局・北消防署によると、負傷者の情報は入っていないという。
JR東日本によると運転再開は、日をまたいだ27日午前2時30分ごろを見込んでいたが、予定より早い午前0時35分頃に運転を再開した。上野~高崎駅間の上下線に遅れと運休がでているという。
宮原駅の近隣に住むTwitterユーザーのスイミーさんが、自宅のベランダから一眼レフで撮影した写真を午後9時ごろに投稿した。
26日午後11時ごろ、ハフポスト日本版はスイミーさんに取材した。現場にはレッカー車も待機しているが、現時点では侵入車両を動かしてはいないという。
乗用車の線路のすぐ近くに「下り列車が来るのが見えたときは、さすがにぞっとしました」と語った。
----線路内に乗用車が入ったことをどのように知ったのでしょうか?
「知ったのは、高崎線宮原駅のホームの非常停止ボタンの音です。部屋まで聞こえました。実は、鉄道が好きなのと、ちょうど家族が帰ってくる頃だったので、『急病人かな?』と思ってホームを見たら何もなくて。なんだか変なところに変なテールランプがあるなぁと思って、双眼鏡でのぞいたら、白い車がヘッドライトとテールランプをつけていました」
---乗用車を見たとき、どのように感じましたか?
「実は宮原駅って非常停止ボタン押されることが多いんですが、まさか車とは思いませんでした。手前30メートル程のところに踏み切りがあるのですが、そこから侵入したのかな?と思いました。先日の大雪で踏切付近が真っ白なので、道が見にくいといえば見にくいかなとは思いました。ほどなくして下り列車が来たのが見えた時は、ぞっとしました」
--その下り列車はどうなりましたか?
「10分ほど停止していましたが、ゆっくり徐行していきました。その後も何本か下り線や貨物列車が徐行していきます。レッカー車も現場についているのですが、今のところは動かす気配はないですね」