貴乃花親方の理事解任「全会一致」で決議 暴行問題めぐり相撲協会

日本相撲協会の理事が解任されるのは初めて
日本相撲協会の臨時理事会に向け出発する貴乃花親方(元横綱)=28日、東京都江東区 撮影日:2017年12月28日
日本相撲協会の臨時理事会に向け出発する貴乃花親方(元横綱)=28日、東京都江東区 撮影日:2017年12月28日
時事通信社

日本相撲協会は1月4日、臨時の評議員会を開き、元横綱日馬富士関の暴行事件をめぐって、理事で巡業部長を務める貴乃花親方の理事解任を決議した。日本相撲協会の理事が解任されるのは初めてで、貴乃花親方は役員待遇の委員に2階級降格する。NHKニュースなどが報じた。

協会の臨時理事会は2017年12月28日、調査に非協力的だった貴乃花親方を理事から解任して降格させる意見をまとめ、臨時評議員会に提案していた。

理事の選任・解任の権限を持つ評議員会は外部識者ら7人で構成され、過半数の賛成で決議できると定められている。

臨時の評議員会は4日午前11時前から東京 両国の国技館で始まり、元文部科学副大臣で議長を務める池坊保子氏など5人の評議員が出席した。

関係者によると、評議員会は正午前に終わり、出席した評議員の全会一致で貴乃花親方の理事解任が決まったという。貴乃花親方は、2月に予定されている理事候補選挙への立候補はできる。

日本相撲協会の臨時評議員会に臨む池坊保子議長(右から2人目)ら=東京・両国国技館 撮影日:2018年01月04日
日本相撲協会の臨時評議員会に臨む池坊保子議長(右から2人目)ら=東京・両国国技館 撮影日:2018年01月04日
時事通信社

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