「医事漫談」で親しまれた漫談家・ケーシー高峰さんが4月8日、肺気腫で死去した。日刊スポーツなどが報じた。85歳だった。
NHKが関係者の話として伝えた情報によると、ケーシー高峰さんは2018年4月ごろに肺気腫と診断された。療養を続けながらテレビ番組に出演していたが、今年4月8日に福島県いわき市の病院で死去した。
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朝日新聞デジタルによると、ケーシー高峰さんは山形県出身。 日本大学医学部に入学したが、芸能の道に憧れ芸術学部に転部。学生時代から司会業を務め、漫才コンビ「大空はるか・かなた」として活動した後、「ケーシー高峰」に改名した。
白衣に黒縁メガネ、聴診器を首から下げ、お色気ネタを交えて医学知識を紹介する「医事漫才」を生み出した。「セニョール」「グラッチェ」などのラテン語のあいさつも人気を呼んだ。
正月の演芸番組の顔でもあり、映画やテレビ番組で幅広く活躍した。
人気お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおさんは4月10日、ケーシー高峰さんの訃報を受けてブログを更新。「本当に、根っからの東北人でした。東北芸人の超大先輩として、いつも尊敬しておりました」と悼んだ。