強い勢力の台風13号は7日(火)3時現在、小笠原諸島父島の北東の海上を北北西に時速20kmで進んでいます。中心気圧は970hPa、中心付近の最大風速は35m/sです。
▼台風13号 7日(火) 3時現在
存在地域 父島の北東約400km
大きさ階級 //
強さ階級 強い
移動 北北西 20 km/h
中心気圧 970 hPa
最大風速 35 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 50 m/s
台風はこのあとも北上を続け、強い勢力を維持したまま、8日(水)には伊豆諸島に接近する見込みです。
早ければ8日(水)の午後にも関東の一部が暴風域に入ると見られます。
関東に最も接近するのは、9日(木)朝となりそうです。上陸する可能性もあります。
速度上がらず 影響長引く恐れ
台風が関東に接近する時の速度が時速15km前後と予想されており、関東や伊豆諸島などは雨、風の強い時間が長引く恐れがあります。
関東西部の山沿いを中心に雨量が増え、土砂災害や河川増水の危険性が高まります。また、鉄道を始めとした交通機関の影響時間が長くなることが予想されます。
台風による荒天のため、首都圏を中心とした鉄道では遅延または一部運休となる可能性があります。
同様に羽田空港や成田空港、そして首都圏を通る高速道路などにも大きな影響が出るおそれがあり、台風の動向によっては週後半の移動手段に大きく影響する恐れがあります。
ちょうど9日(木)朝の通勤時間帯と重なることが予想されているので、最新情報の確認して、スケジュールは予め調整することをおすすめします。
海は大しけ 近づかないように
台風接近時には、関東周辺では10m近い高波となる危険があります。海には絶対に近づかないようにしてください。
また、すでに台風からのうねりが関東から東海を中心とした沿岸に押し寄せています。
夏休みということもあって多くの方が海辺に出かけられる時期ですが、海水浴場などでは必ず情報を確認してください。
台風の名前「サンサン」
サンサン(Shanshan)は、香港が提案した名称で、少女の名前が由来です。
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。