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タコベルのメキシカンピザに失望したニューヨーカーが、同じ不満を持つ人たちを代表して集団訴訟を起こした。
フランク・シラグーザさんは2022年9月、アメリカ・ニューヨークのリッジウッドにあるタコベルで5.49ドルのメキシカンピザを購入した。
しかし、実際の商品の具の量は、広告の半分以下だったという。
シラグーザさんは、「メキシカンピザ」に加えて「クランチラップスプリーム」「グランデクランチラップ」「ヴィーガンクランチラップ」「ベジメキシカンピザ」の5つの商品で、具の量が倍以上誇張されていたと主張。
広告写真と実際に購入した商品を比較して、違いを伝えている。
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シラグーザさんは、誇大広告の問題はYouTubeのフードレビューなどネット上でも取り上げられていると説明。
インフレで食品価格が高騰しており、経済的に苦しい消費者にとって懸念すべき問題だと主張している。
また、顧客は具がたっぷりの写真を見て購入を決めているのであり、誇大広告は量をより正確に伝えているお店との「不当な競争」に当たるとも述べている。
シラグーザさん自身も、具の量が広告の半分だと知っていれば、メキシカンピザを購入しなかったいう。
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シラグーザさんは、タコベルの広告が招く誤解を終わらせたいとして、商品購入者への損害賠償金の支払いと、誇大広告の差止命令を求めている。
この裁判は集団訴訟で、シラグーザさんは少なくとも100人が参加すると考えている。
タコベルやケンタッキーフライドチキン、ピザハットを所有するヤム・ブランズの最新の損益計算書によると、米タコベルの2023年第1四半期の既存店売上高は、前年同期比で9%増加している。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。