Windowsユーザーにとって、気になるニュースがアメリカから届いた。2019年、マイクロソフトが、エイプリルフールを自粛するというのだ。
マイクロソフトのクリス・カポセラCMO(最高マーケティング責任者)が従業員に対して「エイプリルフール禁止令」を通達していたと、米The Vergeが報道した。The Vergeはカセボラ氏が従業員に送ったメモを入手し、公開した。メモには「エイプリルフールの公共の場でのいたずらは必ず控えるように」と書かれている。
4月1日のエイプリルフールには、アメリカの企業はここぞとばかりに「いたずら」を披露する。マイクロソフトも毎年、いたずらネタを仕掛けてきた。しかし最近は、手の込んだいたずらによるトラブルも起きている。2016年には、Googleのいたずらが混乱を呼び、大ブーイングを浴びた。Googleは結局、二度にわたって謝罪している。
カポセラ氏は「いたずらによって得るものより、失うものの方が多い」とし、「いたずら中止」を社員に求めた。
カポセラ氏が従業員に送ったとされるメモは以下の通り。
皆さん
IT企業がいたずらでクリエイティビティをアピールするエイプリルフールがやってきます。成果は時には素晴らしく、時にはそうではありません。いずれにせよ、データによると、こうしたいたずらはあまりポジティブな影響はなく、実際には我々の望まない結果になることが多いです。
今日IT企業が受けている向かい風を考えれば、従業員の皆さんには公の場でのエイプリルフールのいたずらは控えて頂きたいです。皆さんがいたずらに向けてたくさんの時間と労力を費やしたかもしれないことは理解し尊重していますが、いたずらをすることによって得るものより、失うものの方が多いと思っています。
チームや社内パートナーの皆さんにも、エイプリルフールの公共の場でのいたずらは必ず控えるように、伝えてください。