地震後にゾウが集合し「輪」を作る姿が米動物園で確認される。一体何のための行動?

アメリカ・カリフォルニア州のサンディエゴ動物園サファリパークで、地震発生後にゾウたちが駆け寄り「輪」を作った
アメリカ・カリフォルニア州南部にあるサンディエゴ動物園(2020年6月11日撮影)
アメリカ・カリフォルニア州南部にあるサンディエゴ動物園(2020年6月11日撮影)
via Associated Press

アメリカ・カリフォルニア州南部のサンディエゴ動物園サファリパークで4月14日、マグニチュード5.2の地震が発生した後に、アフリカゾウの群れがお互いを守り合う姿が確認された。

サファリパークがInstagramに投稿した動画には、ゾウたちが地震後にすばやく駆け寄って集合し、子ゾウたちを囲むようにして円を作る様子が映っている。

サファリパークはこの形を「信頼の輪」と呼び、次のように説明している。

「ゾウは足の裏で音を感じ取ることができる独自の能力を持っており、今朝カリフォルニア南部でマグニチュード5.2の地震が起きた時には『警戒の輪』を作りました」

サファリパークによると、これは脅威を感じた時の自然な反応で、若い個体や群れ全体を守るためだという。

サンディエゴ動物園野生生物同盟は、「ゾウの群れの強い社会的、家族的な絆を示している」とNBCの取材に述べている。

ゾウの群れは、輪を作ってから約4分後に元に戻ったものの、しばらくはお互いそばにいたという。

14日の地震は、サンディエゴ北東約96キロのジュリアン近くで発生し、複数の小規模な余震も確認された。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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