「ノーメイク」で挙式、新婦の動画が3000万回再生。批判にも「今までで最も美しい自分」と後悔せず

話題の新婦は、「メイクをすることは全く悪いことではありません」とした上で、「どんな場面であっても、メイクがその人にとって『しなければならない』ことになるべきではありません」と話している。
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cunfek via Getty Images

メイクをせずに結婚式を挙げた新婦の動画が、ネット上で多くの人の心を掴んでいる。

アメリカ・テネシー州在住のカリン・チャップマンさんは、結婚式当日の自身の映像をSNS上で投稿した。

投稿で、「面白い事実:私たちの結婚式の日、私は化粧をしませんでした」と報告。「普段は全く化粧をしないけど、その日は結婚式!でも最終的にはしないことに決めて、ありのままの自分でいることで今までで一番美しいと感じました」とつづった。

動画は投稿からわずか1週間で約3000万回再生され、コメントも4万件近くに上り大反響を呼んだ。

自分らしい選択をしたチャップマンさんに賛同する声が上がる一方で、疑問や批判のコメントも多く寄せられた

「あなたたちは本当に偽善的。 メイクに抵抗がある女の子たちに、すっぴんでいても良いと感じさせるため? みじめだね」

「信じて、きっと後悔するよ」

こうしたネガティブなコメントの数々に、チャップマンさんは当初圧倒されたという。

「最初の否定コメントを今でも覚えています。あれほど多くの閲覧数やネガティブな反応を受けたことは初めてでした」

一方で、チャップマンさんに共感する声は多く、「否定的なコメントが一つあるごとに、何百人もの人が私を支持してくれました。見知らぬ人のために立ち上がろうとしてくれて、本当に素晴らしいと感じました」と振り返る。

【動画】ノーメイクで式を挙げた、新婦のチャップマンさん

チャップマンさんは4月8日のTikTokでの新たな投稿で、メイクを禁止する教会で育ったことなど、ノーメイクを決めた背景を改めて説明した

「単純に(教会では)メイクをすることが認められなかったので、化粧を学んだり興味を持ったりしませんでした」

また、「メイクアップアーティストに大金を費やしても、大事な日にそのメイクを気に入らないかもしれないというリスクを負いたくもありませんでした」と、米誌Peopleのインタビューに語っている。

ノーメイクでの挙式について、母と付添人にも思いを伝えたところ、「彼女たちは私が今まで化粧をしたことがないと知っていたので、ショックを受けることもなく、全面的に支持してくれた」という。

2024年1月の結婚式当日、チャップマンさんは保湿クリームと透明のリップグロスといういつも通りのスキンケアをして、白いウェディングドレスに身を包んだ。

その日チャップマンさんは、夫と結婚できることをただ幸せに感じていたようだ。「私の人生であのような出来事は他にないと思います」と述べ、自身の決断を全く後悔していないという。

自らはノーメイクを選択したが、メイクをすることを否定しているわけではない。チャップマンさんは「メイクをしたり、自分の魅力を引き立てたいと思ったりするのは全く悪いことではありません」と語る。

その上で「どんな場面であっても、メイクがその人にとって『しなければならない』ことになるべきではありません」と話している。

チャップマンさんのもとには動画を見た人たちから、自身の結婚式やプロムなどの特別なイベントであっても、ノーメイクやナチュラルメイクでも良いと気づけた、という前向きな声も届いているという。

「今回の経験を通して、人生で一番大切な日であっても、自分のありのままの姿に自信を持つよう、より多くの女の子たちを勇気づけたいと思うようになりました」

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