韓国ユン大統領の罷免が確定。現職大統領では2人目。これまでの経緯は?

12月に非常戒厳を宣布した尹錫悦(ユンソンニョル)大統領。直ちに罷免されて失職し、今後60日以内に大統領選が実施される。
尹錫悦大統領
尹錫悦大統領
Bloomberg via Getty Images

韓国の憲法裁判所は4月4日、非常戒厳の宣布をめぐり国会から弾劾訴追された尹錫悦(ユンソンニョル)大統領を罷免するとの決定を言い渡した。聯合ニュースなど複数の現地メディアが報じた。

尹大統領は直ちに罷免されて失職し、今後60日以内に大統領選が実施される。

尹大統領は憲法裁には出廷しなかった。罷免には憲法裁裁判官8人(定員9人のうち1人欠員)全員が賛成した。

現職大統領が罷免されるのは、2017年の朴槿恵(パククネ)氏に続き2人目となる。

これまでの経緯は?

尹大統領は24年12月3日夜に、野党が予算案に反対するなどで「国政が麻痺している」として「非常戒厳」を宣言。軍と警察が国会を封鎖し、軍の部隊が国会議事堂に突入したが、韓国の国会は非常戒厳を解除するよう要求する決議案を可決した。宣言からわずか6時間ほどで、尹大統領は「非常戒厳」の解除を発表することになった。

翌4日には「共に民主党」など野党が、尹大統領の弾劾を求める議案を国会に提出。一度は廃案となったものの、14日に弾劾の議案が可決され、職務は停止された。これを受け、憲法裁判所の弾劾裁判が12月末から始まっていた

また、尹大統領は1月、弾劾訴追とは別に、内乱を首謀した罪で起訴され、刑事裁判も同時に進められている。

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