知ってる?みんな作ったことがある“アレ”。実は東京大学が発祥だった【知って得する雑学クイズ】

4月12日は東京大学の創設日。この日本最高学府が意外な文化の発祥に関わっていました。その文化とは?

こんにちは、ハフポスト日本版クイズ部です。クイズ研究会出身のライターが、ちょっとした豆知識を身につけられるクイズを紹介しています!

4月12日は、日本の最高学府である東京大学が創設された日です。創設148年を迎える長い歴史の中で、東京大学は日本の文化や社会に様々な影響を与えてきました。東京大学が由来とされるものの一つに、意外なものがあるのをご存知ですか?さっそくクイズに挑戦してみましょう💡

【問題】

Q. 以下のもののうち、東京大学が由来とされるものはどれでしょう?

A) 学校給食
B) 学ラン
C) 卒業アルバム
D) 生協

まずは解説から!(答えは最後に)

東京大学は1877年に創設され、日本の近代教育の礎を築いてきました。多くの学問分野で先駆的な研究が行われ、多くの制度や文化が生まれています。

その中の一つが「卒業アルバム」です。

1900年、東京大学はキャンパスの様子や教授陣の写真を収めた冊子を作成しました。ただし、これは現代のように卒業生向けに作られたものではなく、当時の大学の状況を記録するものだったそうです

その後、東京大学では1912年に「卒業記念写真帖」という冊子が作られていますが、これも卒業生に送るためではなく、卒業生が先生に向けて作成したものでした。

これが後に、日本各地の大学や高校にも広まり、現在の「卒業アルバム」の原型となったとされています。

答えは…

C) 卒業アルバム

ちなみに、学校給食は、1889年に山形県鶴岡町(現鶴岡市)の小学校で、貧困家庭の児童におにぎりや焼き魚、菜の漬物が出されたのが始まりとされています

学ランは、明治維新後、洋式化が進んでいたことと、経済状況に関わらず同じ服装ができるよう、学習院が1879年に軍服であった詰襟タイプの学生服を取り入れたのが始まりと言われています

当時、洋服は「オランダの服」という意味の蘭服と呼ばれており、学生蘭服(学生用オランダ服)の略で学ランと呼ばれるようになりました。 東京大学でも1886年に採用されています。

女子生徒が着るセーラー服は、1920年に京都の平安女学院が採用したのが始まりと言われています。その後、金城学院、福岡女学院、フェリス女学院など各地の学校で採用され始めました。

大学内の購買や食堂を運営し、福利厚生事業を担う大学生協は、1898年に同志社で結成された「同志社学生消費組合」がはじめとなっています。一年程度で解散してしまいましたが、1921年に再び同志社で生協が復活。戦後になると多くの大学で生協が設立されました。

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いかがでしたか? 現在では、卒業の思い出を形に残す重要なアイテムとなっている卒業アルバム。そのルーツが東京大学にあったとは、驚きですね!これからもクイズで楽しく知識を深めていきましょう!

このクイズはハフポスト日本版クイズ部が作問しました。