
米大リーグのニューヨーク・ヤンキースの選手だったブレット・ガードナーさんの14歳の子どもが旅行先のコスタリカで亡くなった事件で、現地捜査当局が4月2日、死因を一酸化炭素中毒と発表した。
地元メディアCRHoy.comによると、当局は毒物検査で子のミラー・ガードナーさんの血液中から致死量の一酸化炭素ヘモグロビンが検出されたことを明らかにした。
ミラーさんは3月21日、家族と宿泊していたコスタリカのホテルの部屋で死亡した。緊急医療チームが30分間心肺蘇生を行ったものの、助からなかった。
AP通信によると、司法捜査局のランドール・スニガ局長は4月2日、ミラーさんの臓器から、高濃度の一酸化炭素にさらされた場合に見られる「層」が確認されたと述べた。
当局は、一酸化炭素は隣接する機械室が発生源だと考えている。
スニガ氏は、「部屋の隣に専用の機械室があり、そこから何らかの形で汚染物質が入り込んだ可能性があります」と説明している。
CRHoy.comによると、フェンタニルなどの薬物検査の結果はすべて陰性だった。
この事件では、ミラーさんを含む家族全員が、3月20日夜に地元レストランで食事をした後に体調を崩していた。当初、ミラーさんは食中毒に関連した窒息で亡くなったと見られていたが気道に異常は見られず、死因から排除されていた。
その後、当局は3月31日に開いた記者会見で、宿泊したホテルの部屋で高濃度の一酸化炭素が確認されたと発表した。
スニガ氏は「今回の場合、適切な一酸化炭素レベルはゼロであるべきだが、600ppmもの濃度の一酸化炭素が検出された」とこの時の記者会見で説明していた。
一酸化炭素濃度が200ppmを超えると数時間で死に至る可能性があるとされている。
ミラーさんはサウスカロライナ州サマービルにあるパインウッド・プレップスクールに通い、アメリカンフットボールと野球のチームに所属していた。
3月後半に掲載された追悼記事には「ミラーが生きた時間は短かいものでしたが、その生き方に影響を受けた人々を通して、彼の精神は永遠に続いていくでしょう」とつづられている。
ブレット・ガードナーさんは2008年から2021年までの14年間ニューヨーク・ヤンキースでプレーし、2009年のワールドシリーズ制覇に貢献した。