4月1日から新年度。就職や進級などで環境が変わった人も多いのではないでしょうか。特に子どもが小学生になった場合、通学や習い事のために1人で外を出歩く頻度も増え、親としては事件や事故に巻き込まれないか心配ですよね。
そんな時、警視庁が提供するアプリ「デジポリス」を使えば、東京都内の犯罪発生・防犯情報を一目で把握することができます。ハフポスト日本版の記者が実際に使ってみました。
ワンタップで犯罪発生情報を把握
警視庁生活安全部は3月31日、公式X(@MPD_yokushi)に「防犯対策にデジポリス」と投稿。「知りたい場所を『マイ地点登録』すると、周辺の犯罪発生情報等のマップをワンタップで表示できます」と発信しました。
同庁によると、「マイ地点」は設定画面から登録できます。自宅や学校、職場などの住所にピンを置くと、トップページの地図上に周辺の犯罪発生・防犯情報を確認することが可能です。
実際に記者が自宅をマイ地点に登録してみたところ、近くに黄色い丸が出現しました。タップすると、「子供(公然わいせつ)」「男が下半身を露出した事案が発生」と事案概要の説明欄が表示されました。自宅の近くで子どもを狙った事件が発生していたことがわかります。
さらに説明欄には、日時や住所、犯人の特徴(性別、年齢、身長、体格、髪型、服装)、使用車両(自転車)、管轄する警察署の電話番号などが事細かく記載されており、これらの情報を家族など第三者に共有する機能もありました。
また、デジポリスには、ワンタッチで「痴漢です 助けてください」と書かれた文字を表示させ、周囲に助けを求めることができる「痴漢撃退機能」のほか、防犯ブザーも備わっています。
デジポリスは既に使っている人も多く、X上では「是非スマホに入れておいてほしい」「防犯に最適ですね」「子どもへの声かけ事案も流れてくるから子育て中の友達にも勧めてる」「子どもが危険にさらされる事件、なんて多く発生してるんだ...」といった投稿が見受けられました。