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アメリカでの開幕を迎えたMLB。日本時間3月30日に行われたロサンゼルス・ドジャース対デトロイト・タイガースの試合前に球場全体が感動に包まれる心温まるシーンが生まれた。
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昨シーズン、ドジャースの一員としてワールドシリーズ制覇に貢献し、今季からタイガースでプレーするジャック・フレアティ投手が、古巣ドジャースからチャンピオンリングを贈呈されたのだ。
贈呈式は、試合開始前に行われた。国歌斉唱の後、1塁ベンチからフレアティ投手が姿を現すと、球場には大歓声に沸いた。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督をはじめ、ムーキー・ベッツ選手、大谷翔平選手らが祝福に駆けつけた。ベッツ選手からは、ゴールドのユニフォームとキャップがプレゼントされ、さらにチャンピオンリングの入ったボックスが手渡されると、フレアティ投手は思わず笑顔を見せた。
フレアティ投手は昨季、シーズン途中にドジャースへ移籍し、チームの快進撃を支えた一人だった。実は、正式な贈呈式は前日に予定されていたが、フレアティ投手が先発登板だったため、この日の実施となった。1日遅れながらも、チームメートたちの粋な計らいにより、温かいセレモニーが実現した。
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この演出に、ファンからも「ジャック、戻ってきて!」「デトロイトでも成功を願っているよ!」といった声が続出。タイガースの公式Xも、「Hometown kid gets his hardware 💍 Congrats, @jflare_!(地元のヒーローが栄光を手に! おめでとう!フレアティ)」と投稿し、この特別な瞬間を称えた。
ライバル同士として戦う今シーズンでも、かつての仲間との絆は変わらない——そんなMLBの魅力を感じさせる、心温まる出来事となった。