タコがサメの背中に「ただ乗り」。珍しすぎる「シャークトパス」がNZで目撃される

「あれは何?」悠々と泳ぐサメの背中にいたのは…。ニュージーランドの海で、研究者たちが非常に珍しいコンビに遭遇しました。
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Joseph M Bowen via Getty Images

「待って、サメに乗っているオレンジ色の物体は何…?」

ニュージーランド・オークランド大学の研究者が3月、2023年12月に目撃したという驚きの光景を報告した。

研究者らは、ニュージーランド・カワウ島に近いハウラキ湾で、背中に何かを乗せて泳ぐアオザメに遭遇したという。研究者らはこの物体が何かを調べるためにドローンを飛ばし、GoProを水中に入れて撮影した。その結果、悠々と泳ぐアオザメの背中に乗っていたのはタコだと判明した。

研究者らは、この珍しいサメとタコのコンビに、「シャーク」と「オクトパス」を合わせた「シャークトパス」と名付けた。

研究者は、タコは海底に生息する一方で、アオザメは深海を好まないため、「シャークトパス」は非常に珍しいとしている。

また、10分後にはその場を離れたため、タコとサメがどうなったのかはわからないと述べている。アオザメは、最高で時速約72キロで泳ぐこともあるため、タコはサメの背中に乗って遠くまで旅をしたのかもしれない。

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