初任給10万円から株式投資で資産8億円!元消防士のかんちさんおすすめの最強「高配当株×優待株」6選

初任給10万円の消防士時代に投資を始め、約40年で資産8億円!個人投資家のかんちさんおすすめの「高配当株×優待株」を紹介します。

初任給10万円の消防士時代に投資を始め、49歳のときに資産2億円近くに達し、早期退職してFIREを叶えたかんちさん。高配当株・優待株を中心に投資を続け、62歳となった今では8億円もの資産を築いています。初の著書『ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門』より一部を抜粋・編集。一見地味だけど成長が見込めそう…!「高配当株×優待株」でおすすめの銘柄とは?(全3回の3回/#1から読む)

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まだ経験の浅い投資初心者でなくても、投資先の銘柄選びに迷うことがあるでしょう。5つのステップで投資先候補を絞り込んだとしても、最後の決断をためらうケースがあるかもしれません。

そこで、高配当株にプラスして株主優待を実施している優待株のなかから、具体的にオススメ銘柄を紹介します。

かんちさん初の著書『ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門』
かんちさん初の著書『ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門』
ダイヤモンド社

かんちさんおすすめ!最強の高配当株×優待株6選

①VTホールディングス(7593)

[東証] プライム [株価] 526円 [最低購入額] 約5万2600円 [配当利回り] 4.56%

PER(株価収益率):7.7倍 PBR(株価純資産倍率):0.82倍 

直近10年の業績:増収8回 営業増益5回

<優待>
100株以上保有で株主優待券
・新車、中古車購入時利用優待券3万円
・車検時利用優待券1万円
・レンタカー利用割引券(最大20%)5枚
・自動車の洗車とコーティングの直営店「キーパーLABO」サービス利用割引券(20%)1枚

<かんちさんのひと言コメント>
名古屋市に本社を置くホンダ・日産などの新車ディーラーを中心とした持株会社です。中古車の無店舗販売業から新車のディーラー事業に転換。自動車ディーラーとしては後発組ながら、M&A(合併・買収)も積極的に行って業績を伸ばしています。株価400円台と、種銭が少なくても買いやすいのも魅力ですね。

②愛知電機(6623)

[名証] プレミア [株価] 4140円 [最低購入額] 約41万4000円 [配当利回り] 3.86%

PER(株価収益率):8.2倍 PBR(株価純資産倍率): 0.55倍

直近10年の業績:増収7回 営業増益6回

<優待>
100株以上保有で3000円相当のカタログギフト(※基準日時点で1年以上継続保有)

<かんちさんのひと言コメント>
愛知県に本社を置く中部電力グループの変圧器メーカーです。コロナ禍では1株2000円を切る程度まで株価が下落しましたが、その後4000円程度まで上昇。中国に進出していますが、不動産バブルの崩壊でエアコンに取りつけるコンプレッサ用モーターが売れなくなりました。ただし、バブル崩壊の余波が落ち着けば需要も回復し、売り上げもさらに伸びていくはずです。

③Cominix(3173)

[東証] スタンダード [株価] 920円 [最低購入額] 約9万2000円 [配当利回り] 4.03% 

PER(株価収益率):9.72倍 PBR(株価純資産倍率): 0.73倍

直近10年の業績:増収7回 営業増益6回

<優待>
ポイントに応じて世界各国の特産品カタログギフト
・200株〜500株未満
1年以上:2000ポイント
3年以上:300ポイント
・500株〜1000株未満
1年以上:3000ポイント
3年以上:4000ポイント
・1000株以上
1年以上:4000ポイント
3年以上:5000ポイント

<かんちさんのひと言コメント>
モノづくりの過程で金属加工に使う「切削工具」「耐摩工具」に特化した専門商社です。1950年に大阪工具(1954年大阪工機に改称、現社名は2018年から)として創業し、2000年代からは海外進出にも注力しています。自動車部品加工メーカー向けの比重が重く、自社ブランド品もあり、切削工具市場の世界シェア約60%と高い商品力を誇ります。

④アグレ都市デザイン(3467)

[東証] スタンダード [株価] 1511円 [最低購入額] 約15万1100円 [配当利回り] 3.97% 

 PER(株価収益率):10.1倍 PBR(株価純資産倍率): 1.68倍

 直近10年の業績:増収10回 営業増益7回

<優待>
100株以上 クオカード1000円分

<かんちさんのひと言コメント>
東京・多摩地区での戸建て販売事業をメインとして、不動産仲介やコンサルティングを展開している企業です。デザイン性の高い戸建て住宅や投資用マンションを展開。価格はそこそこ高いものの、外観を始め思わず買いたくなるようなデザインがグッド! 買収で宿泊事業を始めるなど、地味な企業ですが成長を続けています。

⑤エプコ(2311)

[東証] スタンダード [株価] 868円 [最低購入額] 約8万6800円 [配当利回り] 3.69% 

PER(株価収益率):16.0倍 PBR(株価純資産倍率): 1.66倍

直近10年の業績:増収10回 営業増益4回

<優待>
100株以上 太陽光発電システム100万円分または蓄電池100万円分を戸建て住宅に無償で設置する権利(抽選で5人)

<かんちさんのひと言コメント>
住宅の設計やメンテナンス、省エネリフォーム、システム開発といったサービスを展開している企業です。住宅メーカーから給排水設備の設計と、コールセンターでメンテナンスを受託。年間の設備設計戸数は日本最大級であり、売り上げはここ10年間右肩上がりです。最近の月次の伸びもよく、そろそろ利益もついてくるのではと見ています。

⑥飯田グループホールディングス(3291)

[東証] プライム [株価] 1998.5円 [最低購入額] 約19万9850円 [配当利回り] 4.50% 

 PER(株価収益率):8.0倍 PBR(株価純資産倍率): 0.58倍

 直近10年の業績:増収8回 営業増益6回

 <優待>
100株〜1000株未満:江の島アイランドスパ優待券(温泉・プールエリア利用券4枚)
1000株〜10000株未満:施設共通クーポン券5万円分、リフォームクーポン券5万円分
10000〜100000株未満:施設共通クーポン券10万円分、リフォームクーポン券10万円分
100000株以上:施設共通クーポン券20万円分、リフォームクーポン券20万円分

<かんちさんのひと言コメント>
分譲戸建住宅、分譲マンション、注文住宅請け負いの住宅事業を展開。分譲戸建住宅の約3割を同社が占めており、テレビCMでもおなじみ。しばらくは資源高の影響で、粗利率は低い状態にあることが予測される一方、ロシアの森林会社を買収しており、ロシアによるウクライナ侵攻が終結すれば、大量に安い材木を調達できる可能性あり(ただし逆の可能性もあります)。

・「配当利回り」などの指標は、2024年4月1日の参考値です。
・投資は自己責任で行ってください。本稿をもとにした損害などについて、弊社・出版社・著者は一切の責任を負いません。
・実際の取引に関することは、取引先の金融機関や証券会社にお問い合わせください。また、具体的な株主優待の内容については、各社のホームページをご確認ください。

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