気象庁の「黄砂情報」によると、3月25日には濃い濃度の黄砂が日本列島に飛来する予報となっている。
黄砂現象とは、ゴビ砂漠やタクラマカン砂漠など東アジアの砂漠域や黄土地帯から強風によって吹き上げられた多量の砂じん(砂やちり)が、上空の風によって運ばれ、浮遊しつつ降下する現象を指す。
日本の黄砂現象は春に観測されることが多いといい、時には空が黄褐色に煙ることがある。
環境省が2019年3月に発行した「黄砂とその健康影響について」によると、黄砂が飛来している時は、不要不急の外出を控えることで吸入量を減らすことが期待できる。
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また、一般用マスク(不織布マスクなど)を着用すると、黄砂の吸入はある程度抑えられるという。このほか、窓の開閉や換気を最小限にすることで、居住者の吸入量を減らすことができる。
「黄砂情報」の見方や利用方法は気象庁のウェブサイトで確認できる。