生後1日で母親の胸から落下…人の手で育てられる「ワオキツネザル」の子どもに「頑張れ」「いっぱいミルク飲んで元気に育つんだよ」の声

高知県立のいち動物公園が「ワオキツネザル」の子どもの様子を公開。元気にミルクを飲む姿に応援の声が寄せられています!
ワオキツネザル(イメージ画像)
Marcos del Mazo via Getty Images
ワオキツネザル(イメージ画像)

高知県立のいち動物公園が3月19日、公式X(@noichizoo_staff)にて「ワオキツネザル」の人工保育の様子を公開。子どもが注射器からミルクを飲む姿に「頑張れ」と応援の声が集まっています。

投稿されたのは、産まれたばかりのワオキツネザルの子どもの動画。飼育員の手にすっぽりと収まった子どもが、注射器からミルクを飲む様子が収められています。

このワオキツネザルは、3月16日に誕生したばかり。同時に産まれたもう1頭は死産でしたが、3月17日時点では、母親「シイバ」の胸にしっかりつかまっている写真が公開されていました。

のいち動物公園によると、「3月16日に誕生したワオキツネザルの子どもは、翌日夕方に母親の胸から落下しているのを発見しました。母親に戻そうと試みましたが、拒絶し再び抱くことはなかったため、人工哺育に切り替えることを決断しました」とのこと。

動画内で、子どもは自ら注射器をつかんでミルクを元気に飲んでおり、時折元気な鳴き声もあげています。

同園は「現在は保育器内で過ごし、人の手でミルクを与えていますが、元気に飲んでいます」とし、「まだまだ不安定で目が離せませんが、群れに戻すチャレンジは続けながら、命をつなぐ努力をしていきます」と投稿しました。

投稿を見た人たちからは「頑張れ」「どうか元気に育ちますように」「いっぱいミルク飲んで元気に育つんだよー!」などのコメントが寄せられています。

ワオキツネザル」はマダガスカル島などに生息するキツネザルの一種。特徴的な白黒しま模様の長い尾から、「輪尾(=ワオ)キツネザル」と名付けられています。