【解説】「ベンチャー」、日本語で言える?これからの社会にも役立つカタカナ・外来語の取説

意味を知っているようで上手く説明できない外来語、今回は「ベンチャー」を詳しく解説していきます。

外来語を他の言葉で言い換えたいときは、国立国語研究所の「外来語言い換え提案」が参考になります。

「外来語言い換え提案」は、公共の場などで使われる少し分かりにくい外来語について、言葉遣いを工夫して分かりやすい言い換えを提案するもの。国立国語研究所の外来語委員会が2003〜2006年、計4回発表し、一覧にまとめました。

20年前の提案なので、一覧の中には、現在は定着している外来語もあるかもしれません。

「ベンチャー」。この言葉の意味や、「日本語」で言い換えたら何というか知っていますか?

それでは見ていきましょう。

ベンチャー
Huffpost Japan
ベンチャー

♢言い換え語
新興企業

♢用例
骨の再生医療分野に特化したベンチャー(新興企業)は日本では初めてという。

♢意味説明
大企業が行っていない分野で,新たな事業を起こす中小規模の企業

♢手引き
新たに事業を始めることを「起業」、起業した人を「起業家」と言い換えられる。
さまざまな言葉と組み合わさって多様な複合語を作るが、以下の例のように、適切な言い換えには工夫が求められる。

♢複合語例
ベンチャー企業 = 新興企業
ベンチャービジネス = 新興ビジネス
ベンチャー精神 = 起業精神
ベンチャー支援 = 起業支援
ベンチャーキャピタル = 起業投資 起業投資会社
ジョイントベンチャー = 共同企業体