【あわせて読みたい】雪で路上が滑る⇨靴底の裏に〇〇を貼って。歩く際に滑りにくくなる警視庁の豆知識
雪が降ると不安なのが、雪道を歩くこと。気温が下がると、路面凍結の恐れもあります。転倒し事故につながる可能性もあり、雪道を歩くときは十分な注意が必要です。
どんな点に気をつければ良いのでしょうか。
「ウインターライフ推進協議会」が公開している冊子「ころばんっ【保存版】」では、以下のように注意点がまとめられています。
①小さな歩幅で歩く

歩幅が大きいと足を高く上げなければならず、体の揺れが大きくなって転倒しやすくなります。
②靴の裏全体をつけて歩く

道路の表面が氷状の「つるつる路面」では、小さな歩幅で、足の裏全体を地面につけて歩く「すり足」のような歩き方が有効です。
③急がず、焦らず、ゆっくり歩く

余裕をもって歩くことで、滑りそうな道を見分けながら歩くことができます。
滑りにくい靴底を選ぼう
雪道を歩く時は、ピンや金具付き、深い溝のある靴底がおすすめ。ただ、状況によってはピン・金具付きや深い溝の靴底でも滑りやすいため、注意が必要だ。
また、さまざまな路面に有効な柔らかいゴム底、滑り止め材入りのゴム底も、持っていると便利。


「ころばんっ」では、以下のような場所に注意するよう呼びかけています。

①横断歩道
②ロードヒーティングの切れ目、マンホールのある場所

③地下鉄駅や地下街からの出口付近
④車の出入りのある歩道

⑤バスやタクシーの乗降場所
⑥タイル張りの地下街や店内の出入り口

特に都心で気をつけたいのが、駅の階段、タイル張りの通路、電車内の床など。つるつるとしており、濡れているととても滑りやすいです。
ついつい家路を急いだり、油断をしていると、ツルっと滑ってしまう...なんてことになりかねません。
急いだり両手をふさぐのはNG
「ころばんっ」では、以下のような状態で雪道を歩くと転倒のリスクが上がるとして、注意を呼びかけています。
・急いでいる
・ポケットに手を入れて歩く
・両手がふさがっている
・何かに気を取られている
・雪道に合わない靴を履いている
・お酒を飲んでいる
東京消防庁によると、毎年12月から3月までの期間は、積雪や凍結路面で滑って転倒しけがをする事故が多くなります。
クッション材が使われた保護帽や、転倒した時に下半身への衝撃をやわらげる保護プロテクターのほか、身体を支える杖などの転倒防止用具もあります。
心配な方は、転倒防止グッズを使うようにしましょう。
※この記事は2022年1月に配信した記事を再掲載しています。