犬を車から追い出して「バイバイ」。立ち去った人物に「血も涙もない」と批判(アメリカ)

監視カメラには、「バイバイ」と告げてそのまま走り去る様子などが映っていました

アメリカ・アリゾナ州で3月8日、犬を車内から追い出し、そのまま置き去りにする様子が監視カメラで撮影されて物議を醸している。

映像には、車のドアが開いて「バイバイ」という声がした後に、中から犬が飛び出す様子が映っていた。

犬が出た後にドアが閉じられ、車は走り去っている。犬はすぐに車の後を追いかけているが、しばらくして置き去りにされた場所に引き返している。

地元テレビ局アリゾナファミリーによると、犬は近くを散歩をしていたジョアンナ・ブーセンさんに保護された。

ブーセンさんは「彼らは全く良心の呵責を感じていなかったと思います。それこそが悪意があったことをはっきりと示していると思います」と置き去り行為を批判している。

「人生に、大変なことや厳しい時があるのは理解できます。だからといって、思いやりの心をなくしていいわけではありません。これは血も涙もない行為です」

ブーセンさんによると、犬はおとなしく行儀が良かったものの、栄養不良だった。

アリゾナ州では動物虐待は重罪にあたり、警察が捜査を行なっているという。

この犬はその後、マリコパ郡サプライズ警察の動物保護管理局に引き取られた。サプライズ警察も、犬が職員によって可愛がられている様子をソーシャルメディアに投稿している。

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