アメリカ国民はトランプ大統領をどう思っているのか?就任から約1カ月半【世論調査】

アメリカのトランプ大統領が2期目の政権をスタートして約1カ月半が経った。日々ニュースが絶えないが、アメリカ国民は実際どう感じているのだろうか?
米トランプ大統領(右)とテスラCEOのイーロン・マスク氏(左)=2025年2月11日、米ワシントンD.C.
米トランプ大統領(右)とテスラCEOのイーロン・マスク氏(左)=2025年2月11日、米ワシントンD.C.
Bloomberg via Getty Images

アメリカのトランプ大統領が2期目の政権をスタートして約1カ月半が経った。トランプ氏は多くの大統領令に署名し、宣言していた政策を次々と推し進めている。

中でも、イーロン・マスク氏率いるDOGE(政府効率化省)の大胆な政府支出削減策は物議を醸している。

実際に、アメリカ国民はどう感じているのだろうか。

アメリカに住む成人約2300人を対象に2月末に実施されたCBS/YouGovの世論調査によると、トランプ大統領の2期目の仕事ぶりについて、「支持する」が51%、「不支持」が49%と、ほぼ二分した。

トランプ大統領を支持するか否かにかかわらず、彼が「アメリカ政府で大きな変革を起こしている」と考えている人は81%に上った。

ただし、それがプラスかマイナスかは意見が分かれた。35%は変革が「良い方向に向かっている」と感じ、40%は「悪い方向に向かっている」、そして25%は「まだ何とも言えない」と答えた。

物議を醸しているトランプ政権のDOGEによる連邦職員の大量削減については、51%が賛成、49%が反対とこちらもほぼ二分した。そして約半数が、マスク氏やDOGEが、連邦職員の大量削減や連邦機関のデータに過剰な発言力やアクセスを得ていると感じていると答えた。

回答の内容は、回答者が共和党か民主党かでも大きく分かれた。

注目記事