多くの子どもがSNSをきっかけとした犯罪の被害に遭っていると、警察庁が公式Xアカウント(@NPA_KOHO)で注意を呼びかけている。
オンラインゲームで知り合った人物に誘われて海外に行き、特殊詐欺などの犯罪に加担させられたという事件まで発生しているという。
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【画像で確認】警察庁によるオンラインゲームへの注意喚起の詳細がこれだ
ゲーム上級者に対する〇〇を利用される
警察庁の投稿(2月20日)によると、「SNSに起因する事犯(凶悪犯罪や児童福祉法違反、児童ポルノなど)」の被害に遭った児童は1665人(2023年)。オンラインゲームに起因した被害は「小学生」で増加しているという。
オンラインゲームには「ボイスチャット」「メッセージ交換」といった機能が備わっていることから、匿名の人物とも容易にやりとりができる。協力してゲームを行うこともあり、見知らぬ人物とも「仲間意識」を持ちやすい面がある。
その上で、「(ゲーム内で使える)高価なアイテムをあげる」などといった文言で誘い出され、結果としてその人物の言うことに従うようになってしまう。つまり、「ゲームの上級者に対する『憧れ』を利用される」ということだ。
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警察庁は保護者への注意喚起として、「ペアレンタルコントロールの活用」「家庭でのルールづくり」の2点を呼びかけている。
スマホやパソコンのペアレンタルコントロール機能を利用することで、子どものゲーム利用を管理することができる。知らない人物に個人情報や不適切なメッセージを送ると、犯罪に遭う恐れがあることを子どもに伝えることも重要だ。
警察庁の投稿には、「これはもっと知られるべき」「ユーザー間でやり取りが可能なタイプのゲームはさせてない」「もう少しで春休みだから気をつけよう」といった声が寄せられている。
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