こんにちは、ハフポスト日本版クイズ部です。クイズ研究会出身のライターが、ちょっとした豆知識を身につけられるクイズを紹介しています!
春の風を感じると、つい「春一番」のことを思い浮かべる方も多いはず。キャンディーズの名曲「春一番」の歌詞の中に「もうすぐ春ですね」というフレーズがあるように、暖かい春の訪れを告げる風です。
では、この「春一番」という言葉は、どのような由来で使われ始めたのでしょうか?さっそくクイズに挑戦してみましょう💡
【問題】
Q. 3月は「春一番」が吹く季節ですが、「春一番」という言葉が最初に使われたのはどの地方でしょう?
A) 青森県
B) 富山県
C) 高知県
D) 長崎県
【まず解説から(答えは最後に)】
「春一番」とは、春の到来を告げるような強い南風のことを指します。この言葉が初めて使われたのは、長崎の漁師の間だと言われています。その起源は、1859年の春に長崎県・壱岐地方の漁師たちが春先の強風で遭難した出来事に由来します。この事故を受け、漁師たちの間で防災上の表現として「春一番」という言葉が使われるようになったといいます。
答えは↓
D) 長崎県
また、1976年にリリースされたキャンディーズの「春一番」がヒットしたことで、この言葉がより一般に広まりました。「春一番」ヒットにより、気象庁には「春一番」に関する問い合わせが殺到したため、「春一番」の条件を正式に定めることになりました。
こうした経緯で、今では春の訪れを知らせる一般的な言葉として浸透しました。
春一番は、現在の気象庁の定義では、立春(2月4日ごろ)から春分(3月20日ごろ)までの間に、広い範囲で初めて吹く暖かく強い南風とされています。今年は北陸地方と九州南部・奄美地方ですでに発表されています。
その他の地域では、今後春一番による急な強風が吹くこともあるため、気象庁の発表にも注目し、適切な対策をとりましょう。
____
いかがでしたか? 知っているようで意外と知らない雑学だったかもしれません。これからもクイズで楽しく知識を深めていきましょう!
このクイズはハフポスト日本版クイズ部が作問しました。