辺り一面、木の「根元」が黒焦げに。火が燃え移る様子を横浜市消防局が公開【大船渡の山林火災】

横浜市消防局が、大船渡市の山林火災で消火活動する様子を動画で公開。これまでに焼失した面積は、市の面積の9%に上る。
漁港から山林火災を見つめる人々(2025年3月3日、岩手県大船渡市)
漁港から山林火災を見つめる人々(2025年3月3日、岩手県大船渡市)
STR via Getty Images

横浜市消防局は3月6日、山林火災が発生している岩手県大船渡市での消火活動の様子を公式Xで公開した。

横浜市消防局は投稿で、「岩手県大船渡市赤崎町の林野火災は、枯れ葉が燃え、木の根に移り、燃えている状況です。更なる延焼を防ぐため、様々な手法で消火活動を行っています」とつづり、消防隊員らが現地で緊急援助に当たっていることを報告。投稿には、消火活動中の複数の動画を添えた。

動画には、炎をあげて燃える木の幹をチェーンソーで切断したり、煙がわき出ている木の根本部分に液体を注入したりする場面が映っている。辺り一面に広がる木々の根本部分が黒く焦げている映像もある。再び延焼しないよう、土を掘り起こして残火を消す作業も行っているという。

投稿に対し、消防隊員を労ったり感謝を述べたりするコメントが相次いでいる。

【動画】辺り一面、木の根本部分が黒焦げに。横浜市消防局が公開した消火活動中の映像

大船渡市の山林火災は2月26日に発生した。NHKによると、これまでに焼失した面積は3月5日朝の時点で約2900ヘクタールで、大船渡市の面積の9%に上る。6日も火災は鎮圧に至っておらず、現地ではヘリコプターでの放水などの消火活動が続いている

日本赤十字社は6日、大船渡市赤崎町の林野火災について義援金の受け付けを開始した。寄せられた義援金は、被災地の人々の生活を支援するため、自治体が設置する義援金配分委員会に全額送られるという。

義援金の振り込み先などの詳細は、日赤の公式サイトで確認できる。

【令和7年大船渡市赤崎町林野火災
義援金】受付開始

2月26日からの火災の影響により、
林野被害や建物焼損などの被害が
相次いでいます。

日本赤十字社は被災された方々を
支援するため、義援金の受付を開始
しました。

お寄せいただいた義援金は、被災地の
義援金配分委員会へ全額お届けします。

— 日本赤十字社 (@JRCS_PR) March 6, 2025

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