関東地方は3月4日、夕方から雪の予報が出ており、東京23区でも積雪の恐れがある。4日の帰宅時や5日早朝は路面が凍結している可能性もあり、特に車のスリップ事故には注意が必要だ。
北海道警察が公式YouTubeアカウントで公開している実際の事故映像と、運転する際に気をつけたいポイントについてまとめた。
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ブレーキを踏んでも止まらなかった
道警は2024年1月9日、「冬道は滑ります!」(1分45秒)というタイトルの動画の中で、ドライブレコーダーに記録されたスリップ事故の映像を公開した。
雪で前が見えづらく、凍結した道を走る車。運転手の「あーやばいやばい」という声の直後、前方に停車していた車両に勢いよく追突した。ブレーキを踏んでも滑って止まらなかったという。
道警は冬道の運転のポイントとして、①スピードを落として走る②早めのアクセルオフ・早めのブレーキ(ペダル操作は最小限でゆっくりと)③ゆとりのある計画を立てるーーの3点を挙げていた。
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スタッドレスタイヤの装着も重要だ。東京都道路交通規則には、運転者の遵守事項として「積雪や凍結が明らかな道路を運転する時は、タイヤチェーンを取り付ける等してすべり止めの措置を講ずること」といった記述がある。