アカデミー賞受賞俳優、壇上に上がる前に噛んでいたガムをパートナーに投げ物議

第97回アカデミー賞授賞式で、主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディさん。ガムを投げたことに加え、スピーチでの態度を批判する人もいた。
第97回アカデミー賞授賞式で主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディさん=2025年3月2日、米ロサンゼルス
第97回アカデミー賞授賞式で主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディさん=2025年3月2日、米ロサンゼルス
via Associated Press

米ロサンゼルスで3月2日(現地時間)に開催された第97回アカデミー賞授賞式で、主演男優賞を受賞した俳優が起こした行動が物議を醸している。

一体何があったのか?

映画『ブルータリスト』で主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディさんは、名前を呼ばれ壇上に向かう途中、まだ自分がガムを噛んでいたことに気づいた。すると、そのガムを口から出して後ろを振り返り、最前列にいたパートナーのジョージナ・チャップマンさんに向かって投げた。

その様子が中継されると、SNSではその様子を面白おかしく捉える人がいる一方、「え?今パートナーに向かってガム投げた?」「汚い」「飲み込めばよかったのに」などと批判する声も多くあった。

また、ブロディさんの受賞スピーチが長く、スピーチの終了を促す音楽がかかってもそれを阻止し、話し続けたことを批判する人もいた。

ブロディさんは2003年、『戦場のピアニスト』で初めて主演男優賞を受賞した際、プレゼンターを務めたハル・ベリーさんに突然キスをしたこともあった。

当時、そのキスは「魅惑的なアドリブ」だと受け止められたが、それから数十年の間で、ベリーさんに同意確認の機会を与えず不適切だったという意見が上がるようになった。

ブロディさんは2月のVariety誌とのインタビューで、その「キス」への批判は尊重するとしながらも、謝罪の言葉は口にしなかった

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