
Lima via Getty Images
【あわせて読みたい】宇宙で服は畳めるのか?若田光一さんが投稿した宇宙ステーションでの動画が話題に
2月中旬から後半にかけて観察されている、惑星がほぼ直線上に並ぶという現象「惑星直列」。
太陽系ついて発信するNASAの公式Xアカウント「NASA Solar System」が2月27日、夜空に並ぶ惑星の写真を公開していました。
満点の星の中に、一際明るく輝く木星や金星と思われる惑星が確認できます。NASAは「今夜、頭上で輝く“星”の火星、木星、金星を探してみてください」と呼びかけていました。
Advertisement
さらにNASAは「土星と水星も夜空に浮かびますが、位置が低く光が微かなので、目視で確認することは難しいです。海王星と天王星は望遠鏡を使用すれば見られます」と説明していました。
また日本では、兵庫県香美町観光商工課の公式Xが2月27日に「惑星直列を見ることができました!」と報告。「肉眼で観測できたのは水星・金星・火星・木星・土星の5つの惑星」とコメントし、観察の様子を説明する動画や惑星の位置を示した合成写真を公開していました。
実際目で見える?「惑星パレード」
NASAの公式サイトによると、「惑星直列」は、俗に「惑星パレード」とも呼ばれています。「数年に一度」の現象で、「惑星が並ぶこと自体は珍しくないですが、その様子を目視できるのは特別なこと」と説明。惑星が地平線から10度以上高い位置にあると、目視しやすいそうです。
Advertisement
公式サイトでは、2月の「惑星パレード」について解説。土星が2月中旬から後半にかけて、地平線から10度以下の部分に現れるため、観察が難しいそう。水星は2月後半にかけて、日没直後に土星と一緒に現れますが、位置が低く光もわずかで、ほとんどの人が目視できないそうです。