インドでバスを待っていた26歳の女性がレイプされる。警察が容疑者の行方を捜査

女性は人がいないバスに誘導されて性的暴行を受けたと訴えている
マハラシュトラ州プネーにあるスワーゲートのバスターミナル(2020年5月10日撮影)
マハラシュトラ州プネーにあるスワーゲートのバスターミナル(2020年5月10日撮影)
Hindustan Times via Getty Images

インド・マハラシュトラ州プネーで2月25日、バスを待っていた女性がレイプされる事件が発生し、警察が容疑者の行方を追っている。

タイムズ・オブ・インディアによると、被害を訴えたのはプネーの病院で働いていた26歳の女性だ。

女性は午前5時半頃、バスターミナルで地元に帰るためのバスを待っていた時に容疑者に声をかけられたという。

容疑者は女性に行き先を聞いた後、「その方向に行くバスがある」と説明して近くに停めてあったバスに誘導したとされる。

インディアン・エクスプレスによると、女性はバスの車内が暗いことを不審に思い、乗車をためらったものの、容疑者に「寝ている乗客もいるので消灯している」と説明されたと警察に証言。女性の後に容疑者もバスに乗り込み、内側から鍵をかけてレイプしたという。

女性は事件後にレイプ被害を友人に伝え、警察に通報した。

警察は、監視カメラ映像から容疑者を36歳の人物だとして顔写真を公開し、行方を追っている。この人物は複数の窃盗や強盗事件などの罪で起訴され、2019年に保釈されていたという。

事件が起きたスワーゲートは、大勢の乗客が利用するバスターミナルで、150メートルほど離れた場所には警察署もあった。

NDTVによると、バスを運営していたマハラシュトラ州道路交通公社(MSRTC)は、警備の不備を批判され、バス停の警備員を交代させて独自の調査を実施すると発表している。

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