着陸直前の滑走路に別の航空機が侵入。米サウスウエスト機が再上昇して衝突事故を回避

アメリカで、飛行機が着陸直前に急上昇。目の前に侵入してきた飛行機との衝突事故を回避した
シカゴ・ミッドウェー国際空港を離陸するサウスウエスト航空機。2023年1月11日撮影
シカゴ・ミッドウェー国際空港を離陸するサウスウエスト航空機。2023年1月11日撮影
via Associated Press

アメリカ・イリノイ州で2月25日、滑走路に別の航空機が侵入し、着陸直前だったサウスウエスト航空機が再上昇して事故を回避した。

FAA(連邦航空局)によると、シカゴ・ミッドウェー国際空港で午前8時50分頃、サウスウエスト航空機が着陸しようとしていた滑走路にビジネスジェット機が侵入。サウスウエスト機がゴーアラウンド(再度上昇して着陸をやり直すこと)した。

FAAは、「ビジネスジェット機は許可なく滑走路に侵入した」と説明している。

この事故で怪我人は報告されておらず、FAAが調査を行っている。

サウスウエスト航空は「2504便の乗務員が、滑走路に進入した別の航空機との衝突の可能性を避けるために予防的ゴーアラウンドを実施し、安全に着陸しました」とAP通信の取材に述べている。

北米では飛行機事故が相次いでいる。

1月29日にはワシントンD.C.で小型旅客機と陸軍のヘリコプターが衝突し、67人が死亡した。

1月31日にはペンシルベニア州フィラデルフィアで医療搬送用の小型飛行機が住宅街に墜落して7人が死亡、19人が負傷した。

2月6日にはアラスカ州で小型機が墜落して乗員乗客10人が死亡した。2月17日にはデルタ航空の旅客機がトロントのピアソン空港で横転して上下逆さまになる事故が発生し、21人が負傷した。

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