現職大統領との不倫スキャンダルで脚光を浴びたモニカ・ルインスキーさん。27年前の出来事との向き合い方について語る

モニカ・ルインスキーさんは、今でも当時のスキャンダルや報道を思い出して怒りや悲しみを感じるなど感情的になることがあるといいます。

アメリカの政治史上最大のスキャンダルの1つ、1998年に発覚した現職大統領とホワイトハウス実習生による不倫疑惑。実習生だったモニカ・ルインスキーさんは、過去に未来を変えさせないようにと強い意思を持って生きている。

当時、ルインスキーさんは24歳だった。クリントン政権下のホワイトハウスでインターンとして働いていた時に、大統領との不倫で脚光を浴びることになった。1998年1月、ルインスキーさんはFBI(連邦捜査局)に拘束され、司法省の弁護士から尋問を受けた。

今年2月14日に出版された雑誌「ローリング・ストーン」のインタビューで、ルインスキーさんは家族の協力も得ながらいかに人生を一変させた出来事を「生存記念日」に変えてきたかを詳しく語った。

ルインスキーさんは「家族でお祝いします。母がプレゼントを贈ってくれたり、自分にご褒美を買ったり。受け入れ、感謝する時間を作るのです」と話している。FBIに拘束された経験については、「これまで生きてきた中で最悪の日」と述べている。

自身の言葉で発信できるようになったものの、今でも当時のスキャンダルや報道を思い出して怒りや悲しみを感じるなど感情的になることがあるという。しかし、時の経過とともにそうした感情の多くを捨て去ることができているのだという。

現在51歳になったルインスキーさん。現職の大統領だったクリントン氏と一時的に不倫関係になったことについて、「権力の乱用」と振り返っている。「(大統領が)24歳と関係を持つなんて、あらゆる意味で正気とは思えない」と話している。

ルインスキーさんは今後も自身の声で世の中を鼓舞し、勇気づけていく考えを同誌に示した。新たに始めたポッドキャスト「Reclaiming with Monica Lewinsky」では、ゲストを迎えて人生を変えたイベントについて語ってもらい、どのように自分を取り戻していったかリスナーと共有していく。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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