1月下旬から3月にかけては私立大学の入学試験シーズン。そんな中、2月17日に行われた慶應義塾大学総合政策学部の入試問題が話題になっている。
同学部の一般入試では小論文が出題される。代々木ゼミナールなどによると、2025年度の問題は、資料1〜8を読んだ上で、設問に答えるというもの。
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設問では、問1「『人間』とは何か、議論せよ」、問2「『人間』は『未来社会』においてどう生きるべきか議論せよ」など、「人間」や「未来社会」をテーマとした壮大な問いが出題されている。
論述する上で参考にする資料では、エーリッヒ・ヒロムの「愛するというもの」や、マルクス・アウレーリウスの「自省録」などが、社会心理学の論考や権力者の散文からの視点として引用されている。
さらに、資料5では「人工知能との対話から」として、「未来社会とはどのような社会であるか」という問題へのOpen AI ChatGPTの回答が引用された。
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この問題にSNSでは、「感動した」「論理的思考だけではなく、哲学の知識や教養まで問われているような気がする」「フランスのバカロレア試験(哲学)のレベル。小論文とかの次元じゃない」などの反響が寄せられた。
決まった答えがないからこそ、難しい小論文試験。あなただったらこれらの問いにどのように答えるだろうか?