子どもがお風呂で溺れる事故を防ぐための、3つのポイント。消費者庁が注意喚起

消費者庁は「少しの時間、少しの水量と油断せず、溺水事故が起こらない環境づくりを」と呼びかけています
Fill the bathtub with water
Stossi mammot via Getty Images
Fill the bathtub with water

温かいお風呂に入るのは、大人にも子どもにとっても楽しみなひと時ではないでしょうか。

しかし、小さい子どもは少しの水でも溺れてしまうことがあり、お風呂に入る時には注意が必要です。

消費者庁は2月12日、湯船に入ることが多くなる冬のお風呂での溺水事故を防止するためのポイントを公式Xに投稿しました。

お風呂での事故を防ぐポイント

浴室での子どもの溺水事故を防ぐ対策として消費者庁が挙げているのは、次の3点です。

▼浴室への入室は大人から、退室は子どもから

▼大人の洗髪時は子どもを浴槽から出して

▼小さな子どもだけで入浴させない

消費者庁は、「溺れると命に関わることもあるのが水回りの事故です。少しの時間、少しの水量と油断せず、子どもの見守りと合わせて溺水事故が起こらない環境づくりを行いましょう」と呼びかけています

また、お風呂では溺れる以外にも、消費者庁には医療機関から次のような事故情報が寄せられているといいます。

▽「保護者が髪を洗うため、子どもを浴槽のふたの上に寝かせたところ、本人が動いて床に落下して泣いた。頭部を骨折したため約10日間入院となった」(4か月)

▽「風呂場の椅子に立ってしまい、滑って転んで顔を床に打った。目尻が切れており、縫合処置を行った」(1歳)

▽「子どもの体を洗って、浴槽に入れたところ、脚が浸かってすぐに泣き出した。設定温度が48度になっていたことに気付いた。太ももから足首にかけて赤くなるやけどを負い、通院が必要となった」(2歳)