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航空会社の安全性評価などをする格付けサイト「エアラインレイティングス(Airline Raitings)」は2月8日、「世界最高の航空会社ランキング(World’s Best Airlines)」の2025年版を発表した。
このランキングは、フライトにおける乗客の乗り心地などを重視して出されている。「人気コンテストではなく、各航空会社がフライトなどで乗客に何を提供しているかを元に評価した」とエアラインレイティングスは説明している。
フルサービス版のランキングでは、次のような条件・基準が設けられている。
・フライトの長さに関わらず、食事やドリンクなどフル・サービスを提供している
・エコノミーの座席の間隔が約78cm以上、ビジネスの座席が水平に倒れる
加えて▽7つ星以上の安全性(エアラインレイティングス)▽最新型の旅客機の使用▽機内提供品の充実▽良好な財政状況ーも求められる。
さらにWi-Fiの提供、全座席への電源の設置、子ども用品の提供、プレミアムエコノミー席の有無なども考慮されている。
世界最高水準のサービスを提供する航空会社とは?ランキング結果を紹介する。
「世界最高の航空会社ランキング」TOP10
10位 ターキッシュエアラインズ(トルコ)
9位 エティハド航空(アラブ首長国連邦)
8位 カンタス航空(オーストラリア)
7位 日本航空(日本)
6位 エミレーツ航空(アラブ首長国連邦)
5位 シンガポール航空(シンガポール)
4位 キャセイパシフィック航空(香港)
3位 ニュージーランド航空(ニュージーランド)
2位 カタール航空(カタール)
1位 大韓航空(韓国)
ランキング1位に輝いたのは韓国の大韓航空。
特に、エコノミークラスの乗客の乗り心地を重視したサービスが評価された。他社が座席の間隔を狭くするのに対して、約83〜84cmの広い座席間隔を維持している。また、長時間フライトでのスリッパの提供や機内食のボリュームなどの乗客サービスに加えて、安定した財政状況やアシアナ航空との合併、燃費の良い最新旅客機への投資などで高評価を獲得した。