こんにちは、ハフポスト日本版クイズ編集部です。クイズ研究会出身のライターが、ちょっとした豆知識を身につけられるクイズを紹介しています!
今回は、太陽系の惑星に関する不思議なクイズをお届けします。
【問題】
Q. 理論上、水に浮くことができる惑星は?
A) 水星
B) 地球
C) 土星
D) 海王星
【まず解説から(答えは途中で)】
水に浮くかどうかを決めるのは「密度」です。密度が水(1.0g/cm³)より小さければ浮き、大きければ沈みます。
太陽系の惑星の中で、最も密度が低いのが「土星」です。
土星の平均密度は約0.7g/cm³で、水(1.0g/cm³)よりも軽いため、理論上、水に満たされた巨大なプールがあれば浮かぶことになります。一方、水星や地球は主に岩石や金属でできており、それぞれの密度は約5.4g/cm³と約5.5g/cm³。海王星は氷やガスを多く含みますが、密度は約1.6g/cm³で水より重いため沈んでしまいます。
答えは↓
C) 土星
土星は、太陽系の中で密度が水より小さい唯一の惑星です。土星の密度が水よりも小さいのは、主成分が軽い水素やヘリウムで構成されているためです。木星も同様の構造を持ちますが、土星は質量が小さく、圧力が低いため、ガスがより緩く分布しており、平均密度がさらに低くなっています。
とはいえ、現実的に「水に浮かべる」ことはできません。なぜなら、土星の直径は地球の9倍以上もあり、土星がすっぽり入るほどの水のプールを用意するのは不可能だからです。
それでも、密度という視点から見ると「水に浮く惑星」が存在するというのは面白いですね。
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いかがでしたか? 知っているようで意外と知らない雑学だったかもしれません。これからもクイズで楽しく知識を深めていきましょう!このクイズはハフポスト日本版クイズ編集部が作問しました。