アメリカのトランプ大統領は2月4日(現地時間)、自国がパレスチナ・ガザ地区を所有し、再建すべきだという考えを示した。
トランプ氏はイスラエルのネタニヤフ首相との共同記者会見で、ガザの今後について触れ、アメリカが所有権を取得した上でパレスチナ人を恒久的に他国に移住させ、再開発したいと述べた。
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「米国がガザ地区を引き継いでやることをやる。我々が所有し、現地の危険な不発弾やその他の武器を撤去する責任を負う」
「土地を更地にして、破壊された建物を取り除き、地域の人々に無限の雇用と住宅を提供する経済開発を行う」
また、記者の質問に対して「長期的な所有権を考えている。それが中東のその地域、ひいては中東全体に大きな安定をもたらすとみている」と答えた。
トランプ氏はアメリカがガザを所有するためのプロセスや具体的な再開発計画については言及しなかったものの「我々はガザを開発し、無数の雇用を創出する。それは中東全体が誇れるものになるだろう」とも発言した。
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トランプ氏はこれまで、グリーンランドやカナダを所有したいという考えを示してきた。
ガザの長期所有について「軽々しく下した決定ではない」「私が話をした全員が、アメリカが所有するという考えを気に入っている」と主張した。