【解説】「ビオトープ」、日本語で言える?これからの社会にも役立つカタカナ・外来語の取説

意味を知っているようで上手く説明できない外来語、今回は「ビオトープ」を詳しく解説していきます。

私たちが日々使っている外来語やカタカナ語。すっかり定着した言葉もあれば、実はよく分からずに使っているという単語もあるでしょう。

外来語を他の言葉で言い換えたいときは、国立国語研究所の「外来語言い換え提案」が参考になります。

「外来語言い換え提案」は、公共の場などで使われる少し分かりにくい外来語について、言葉遣いを工夫して分かりやすい言い換えを提案するもの。国立国語研究所の外来語委員会が2003〜2006年、計4回発表し、一覧にまとめました。

20年前の提案なので、一覧の中には、現在は定着している外来語もあるかもしれません。

「ビオトープ」。この言葉の意味や、「日本語」で言い換えたら何というか知っていますか?
それでは見ていきましょう。

Huffpost Japan

♢言い換え語
生物生息空間

♢用例
陸域から海岸域までのビオトープ(生物生息空間)を形成するための海と陸の緑のネットワーク事業を実施します。

♢意味説明
小川や池など、野生の生物が生息できる環境を人工的に作った空間

手引きとして、生物の生態を観察することに焦点を当てる場合は「生態観察園」と言い換えることもできるそう。また、庭園風に作ったものは「ビオガーデン」とも言うが、こちらも同じく「生態観察園」で言い換え可能だといいます。

♢その他の言い換え後例
野生生物の生息空間
生態観察園