近年、動画配信サービスの普及などによる若者のテレビ離れが指摘されていますが、Z世代はテレビをどのように捉えているのでしょうか。
Z世代に特化したクイックリサーチサービス『サークルアップ』を運営するRECCOOは、サークルアップに登録する大学1年〜4年生200人を対象に、「Z世代のテレビに対するイメージ」に関する調査を実施。その結果を1月31日に発表しました。
Z世代に最も人気のテレビ局・テレビ番組は?
まず、好きなテレビ局を尋ねたところ、TBSが44%で最多で、日本テレビが36%となりました。
併せて理由も尋ねると、テレビ局を選ぶ基準として最も多かったのは「バラエティー番組の面白さ」で、全体の60%を占め、次いで「ドラマの面白さ」が続きました。
一方、ニュースなどの報道やドキュメンタリーを好む人は少数であることも明らかになりました。
Z世代に最も人気のあるテレビ番組については、以下のような結果になりました。
3位:月曜から夜ふかし(日本テレビ)
2位:水曜日のダウンタウン(TBS)
1位:世界の果てまでイッテQ!(日本テレビ)
この結果を受け、回答者からは、「Xなどでこれらの番組の面白いシーンが切り取られ何度も使われていることで認知度と話題性を保っている」との声が寄せられました。
また、これらの番組は、現在と比べてコンテンツが限られていた小学生時代から視聴していたこともあり、大学生にとって馴染み深い存在となっていることが、人気の要因の一つとして考えられるとのことです。
動画配信サービスを含めて人気度を調査したところ、1位はYouTube、2位はネットフリックス、3位はTBSとなりました。
TBSが3位となった理由については、「VIVANT」や「グランメゾン東京」、「不適切にもほどがある!」など、これまでに話題作を多く放送してきたことが挙げられます。
これらの作品は動画配信サービスでも視聴できるため、若者からの支持を集めているのではないかという意見も上がりました。