オープンワークが運営する、転職・就職のための情報プラットフォーム「OpenWork」は、2024年の1年間、社員・元社員が「OpenWork」に投稿した会社評価レポートを対象に、総合的に評価が高い「働きがいのある企業ランキング2025」を1月28日に発表しました。
2014年から毎年発表されている「働きがいのある企業ランキング」。今年はどんな企業がランクインしたのでしょう。トップ50社のうち、上位10社は以下の通り。
「働きがいのある企業ランキング」2025年
10位 日本アイ・ビー・エム株式会社(IBM) 4.54
9位 株式会社キーエンス 4.55
8位 株式会社リクルート 4.55
7位 PwCコンサルティング合同会社 4.55
6位 アビームコンサルティング株式会社 4.59
5位 株式会社マクニカ 4.61
4位 株式会社電通総研 4.64
3位 三井物産株式会社 4.65
2位 株式会社セールスフォース・ジャパン 4.65
1位 株式会社電通 4.66
1位は電通。「働き方の改善」が評価
前回3位の電通が初めての1位を獲得。「OpenWork」に寄せられたクチコミから、近年は労働時間や休暇の取得が管理され、働き方が大きく改善されていることが理由だとわかりました。
「働きやすさ」だけでなく、「社員の挑戦を称賛する企業文化」が働きがいに繋がっているという結果でした。
「一人ひとりのキャリアに向き合う充実したサポート」「風通しの良い職場環境」を重視
「OpenWork」は、ランキング上位の企業の特徴としては、社員が望むキャリアを実現するための仕組みや上司によるサポートが充実していることが共通だと指摘。実際に、上位にあがった企業で働く人からは、以下のようなコメントが寄せられました。
「社内公募制度があり、社内でキャリアチェンジもでき、様々な資格取得に関しても福利厚生でカバーしてくれる。(バックオフィス、在籍5~10年、セールスフォース・ジャパン)」
「挑戦する人、本気で取り組む人には必ず誰かが共感しサポートしてくれる。年齢関係なく、強い気持ち、熱い想いを持ってる人には素晴らしい成長の機会が待っている。(営業、在籍10~15年、三井物産)」
転職が一般的な選択肢となった現代の特徴とは?
また、「若手への裁量権」も上位企業の傾向といいます。若手のうちから裁量権を与えられることや、難度の高い仕事に挑戦することができる点が働きがいに繋がっているそう。
実際に、上位企業の中で働く人たちからは以下のコメントが寄せられています。
「大手半導体メーカーや、大手顧客と会話する機会も多く、社外から吸収出来ることは多い。扱う数字も大きく、バリバリやりたい人にはオススメ。(営業、在籍 5~10年、マクニカ) 」
「営業個人に独自の裁量権が与えられている。自分で仕事を作っていきたい人にはおすすめの環境。社員同士が積極的に関わり、学んでいく文化があるので新しい出会いや学びがあり面白い。(営業、在籍3年未満、リクルート)」
「個人個人の裁量の幅が非常に大きく、責任とやりがいを得ることができる。入社半年で自身の担当会社を持ち営業活動が行えることから、非常に若いうちから実践的な仕事ができる。(営業、在籍3年未満、キーエンス)」
転職が一般的な選択肢となった今、どこでも通用するスキルを着実に身につけることができる職場環境が重視され、高く評価されることがうかがえます。