【解説】「バリアフリー」、日本語で言える?これからの社会にも役立つカタカナ・外来語の取説

意味を知っているようで上手く説明できない外来語、今回は「バリアフリー」を詳しく解説していきます。

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私たちが日々使っている外来語やカタカナ語。すっかり定着した言葉もあれば、実はよく分からずに使っているという単語もあるでしょう。

外来語を他の言葉で言い換えたいときは、国立国語研究所の「外来語言い換え提案」が参考になります。

「外来語言い換え提案」は、公共の場などで使われる少し分かりにくい外来語について、言葉遣いを工夫して分かりやすい言い換えを提案するもの。国立国語研究所の外来語委員会が2003〜2006年、計4回発表し、一覧にまとめました。

20年前の提案なので、一覧の中には、現在は定着している外来語もあるかもしれません。

「パブリックコメント」。この言葉の意味や、「日本語」で言い換えたら何というか知っていますか?
それでは見ていきましょう。

 
バリアフリー
Huffpost Japan
バリアフリー

◇言い換え語
障壁なし

◇用例
高齢化に対応し、周辺道路を拡幅するなどして駅からマンションまでをバリアフリーにする

◇意味説明
体の不自由な人でも支障なく活動できるような生活環境

◇手引き
障害者や高齢者にとっての生活上の障壁をなくしていこうという考え方として1990年代に普及したといいます。従来あった障壁を取り除く側面に着眼すれば、「障壁除去」という言い換え語を用いることもできるそうです。
また、はじめから障壁を取り除き誰にとっても使いやすいように設計する考え方として、「ユニバーサルデザイン」や「アクセシビリティー」などが2000年代になって広まり始めたといいます。